佐藤慎権・さとうしんご

ミラノ研修総括帰任者

TRパターンデザイン研究室長

VIA VALASSINA,23 c/o V2

20159 MILANO-ITALIA

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TRパターン・ミラノ研修ーTRpattern Milano Seminar

TRパターンミラノ研修では、TR技術を応用した作品作りを主体に、ミラノ量産縫製工場や、老舗テーラー社の見学研修、ミラノファッションの源、プレタポルテ国際見本市、生地展等をリサーチしミラノアパレル界の真髄に迫ります。

 

    

ミラノブランドOEM縫製工場、テーラー職人工房研修

 イタリアのアパレル界では現在でも、多くのテーラー職人達が活躍しています。ミラノ研修では、この職人のアトリエ工房を訪れ、最新のオートクチュール技術を、またミラノ量産ブランド縫製工場では、有名ブランドのOEMシステムを裁断から発送までの工程を学びます

                      

課題作品制作

1ヶ月の研修期間中の作品制作課題は、TR技術を応用した作品、ビエラ産の上質高級ウール生地を使ってロングコート、カシミアリバーシブル生地を使って一重縫製によるジャケット制作、三つ目の課題は、TRドレーピングテクニックを応用したドレスクリエーションをシーチングを使って造形実践します。

 

  

ミラノ国際見本市、プレタポルテ展リサーチ

毎年2回開催されるミラノファッションウィーク、研修期間1月から2月までの間多くの展示会、国際見本市が開催されます。ここでは研修生は日本人バイヤーとして入場し、またイタリアが誇る生地皮革付属展ではプロデザイナーとして正式に入場し、1年先のファッショントレンドカラーを認識し、リサーチします。

  

TRパターン特別講義参加

ミラノ研修のテーマの一つとして、国際交流を深めます。研修生は現地のファッション専門校に技術インストラクターとして参加し、TR技術を通じて交流を作りイタリア語の実践の場、また情報交換の場として日本との教育システム、環境の違いを確かめます。

 

 

 

TRパターンミラノ研修とは?

ファッションデザイナーのための服飾造形術、TR技術を学んだ学生を対象とした、技術研修です。

研修期間は毎年、1月上旬から3月下旬です。研修サイクルは1ヶ月間、一度の研修期間の研修生は、3名から4名です。

2004年開講のミラノ研修は日本各地で学ぶ現役専門学生及び卒業生、また服飾デザイナー、パターンナー、コスチュームデザイン、テキスタイルデザイン携わるプロの方々も参加しています。

ミラノ研修のテーマの一つとして、イタリアのアパレル界のあり方を極めることです。年2回開催されるミラノファッションウィークでは、500以上のコレクションがプレゼンテーションされ、、世界中からのバイヤー、ジャーナリストらが注目する場です。

この研修ではこれらのコレクション、展示会リサーチ、また世界一の材料国と言われるイタリア産の高級生地、皮革、付属品に至るまでの国際見本市展を見学し、メイドインイタリーの真髄に迫ります。

ミラノ研のもう一つのテーマは、国際交流です。日本の教育環境で学ぶ研修生はヨーロッパでデザイナーを目指す学生との交流は困難な状況です。

ファッションクリエーショは国によって違うものではなく国境はありません。ただヨーロッパのでの教育環境と日本のそれとは大きな違いがあります。

パリ、ミラノの有名ブランドメゾンのデザイナーは圧倒的にヨーロッパ人が多いのはある意味があると思います。

特にヨーロッパのファッション系の大学では学生の個性、アイデンティティーを築き成長させます。勿論一握りの学生が生き残り、多くの学生は教員からのバックアップがもらえず脱落します。

しかしこの一握りのデザイナーの卵から世界的に注目浴びるアーティストが生まれているのは隠せない事実です。

ヨーロッパに比べ、日本の教育システムは全く違います。個々のアイデンティティーよりも、全体レベルを尊重します。毎年決められた課題を作成し万遍なく技術を指導します。これは日本のアパレル界に柔軟すべく、理想的な教育システムでしょう。

ヨーロッパの有名な大学、専門学校には多くの日本人学生が留学しています。これは何故でしょう?日本で2,3年の勉強を修了した学生がヨーロッパまで来て新たに勉強する意味はあるはずです。

TRパターン・ミラノ研修では、この意味を追求します。ミラノ、ロンドン、パリの学校のメリット、もしくはデメリットを探り体験します。